突然ですが…
みなさん、絵本って最近読みました?
私はというと、子どもが小さかった頃は毎晩のように読み聞かせをしていました。
でも正直に言うと、一番最初に寝てしまうのはだいたい私の方で(笑)
読み聞かせというより、読み寝かされ…?
それでも絵本が好きで好きで。
読むのも、眺めるのも、絵に吸い込まれていくあの感じがたまらなくて。
物語にほっこりしたり、ちょっぴり泣いたり、元気をもらったり。
絵本って、大人になっても効く、心のビタミンなんです。
忘れられないあの一冊
私が特に心に残っているのは、
いわさきちひろさんの『戦火のなかの子どもたち』という絵本。
子どものころ、親戚の方からプレゼントされて、ページを開いた瞬間に
「うわぁ……」と声が出たのを覚えています。
その中の、ある一枚の絵にグッと心をつかまれて、
何度も何度も読んだのに、今覚えているのはその絵だけ。
言葉もあるのに、絵の記憶しかない。
でも、それが今の私の「描くこと」のルーツのひとつになっている気がします。
そして最近、まさかの出会い
そんな私が大人になってしばらく――
絵本からは少し遠ざかっていたのですが、ある日、美容院で担当さんにこう言われました。
「先生、この絵本知ってます?絶対好きだと思うんですよ!」
そうして手に取ったのが、ヨシタケシンスケさんの『わたしのわごむはわたさない』
読んだ瞬間、
「えっ、ちょっと、これわたしじゃん!!」
って、声に出しそうになりました(笑)
輪ゴムから繰り広げられる大冒険。
もう、発想が自由すぎて、かわいすぎて、じわじわ笑える!
子どもだけじゃなく、大人までワクワクできる。
たった一本の輪ゴムで、ここまで妄想できるの!?ってくらいの世界観。
読んだあとはもう、なんだか幸せな気持ちになってて、
すぐに本屋さんへ駆け込み
「はい、買います!」と即レジへ。
今では私の大切な宝物の一冊になっています。
(輪ゴムを見つけるたびにニヤけてしまう副作用つき)
わたしの線の中にも、きっと絵本がいる
筆を持って描いているとき、
ふと童謡が浮かんだり、絵本の1ページがよみがえったりします。
「あ、この絵には“ぞうさん”が似合うな」
「この線、あの本のあの子みたい」なんて思ったり。
絵本は、わたしの想像力のエンジンみたいなもの。
たぶん、私の筆の先にも、絵本が住んでいるんだと思うんです。
☘️さいごに
というわけで――
「絵本は子どもだけのもの」と思っている方がいたら、
それ、もったいないです!
絵本は、大人のこころにも、ちゃんと届きます。
そして、癒してくれます。
ときにクスッと笑わせてくれます。
(輪ゴム一本で!笑)
お気に入りの一冊が、また今日のわたしを作ってくれる。
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