ひだまりマルシェ、はじまりの物語

「もっとみんなで集まれたらいいな」と思ったあの日

アーティスト養成講座が終わった昨年の秋。
ふと心の中に浮かんだのは、
「もっとみんなで集まれる場所があったらいいな」
「もっとたくさんの方とつながっていけたらいいな」
という想いでした。

対面講座でいつもお世話になっている
古民家「あい光」さんをお借りできると聞いて、
「ここでマルシェができたら素敵かも!」と、
心がふわっと動いたのを今でも覚えています。

それからというもの、
頭のどこかにずっと“マルシェ”という言葉がありました。
認定講師さんたちにも、何らかの形で
参加してもらえたらいいな…なんて思いながら。


突然の作品展のお声がけから始まったご縁

そんな中、今年の夏。
「あい光さん」から「作品展をしませんか?」とお声をいただきました。
突然のお話に、最初はびっくり。

実は最近、講座の作品づくりに夢中で
展示できるような作品は何も準備していなかったんです。

でも思い返せば、ちょうど一年前にも
「ひだまり村」の作品展として
この場所を使わせていただいていました。

今回も、認定講師さんたちに声をかけてみたところ、
なんと7名の方が参加してくださることに🌸


クマった君も帰ってくる!

そして、3歳の誕生日を迎えた「クマった君」。
各地を旅していた放浪の旅がちょうど和歌山で終わり、
「次はどこに行こうかな…」と思っていたタイミングで、
「それなら広島に帰ろう」と。

なんだか運命のように、
作品展とマルシェの流れがつながっていきました。


11月3日、ついに「やってみよう!」と決めた日

そこからトントンと話が進み、
11月3日がちょうど空いていることがわかり、
「よし!やってみよう!」と心を決めました。

最初は、認定講師さんのお知り合いの方に声をかけ、
そこから対面講座の生徒さん、
以前の職場の方にも声をかけて…。

気づけばどんどん輪が広がり、
最終的には11組の方が参加してくださることに✨

もちろん、ひだまり村の認定講師さん3人も
それぞれのワークショップを開催してくれることになりました。

私は主催者なのでワークショップはできないかな、と思っていたけれど、
遠方から来てくださる方もいて、
「それなら少しでも描こうかな」なんて思っています😊


はじめてのマルシェ企画、そして“楽しもう”の気持ち

正直、マルシェの企画なんて全くの初心者。
うまくできるのかな…?と思う気持ちもあるけれど、
それよりも「楽しもう!」という気持ちが大きくて。

周りの方が温かく支えてくださって、
頼もしくて、ありがたくて。
いまはもう、すっかり甘えさせてもらっています☺️


筆文字がつないでくれた “ご縁” と “変化”

もともと私は、人と話すのが得意な方ではなくて、
ひとりで過ごす時間の方が好きだったんです。

でも、筆文字を始めてから少しずつ変わりました。
人とつながることのあたたかさ、
誰かと笑い合える時間の心地よさ。

それを感じるたびに、
筆文字の魔法みたいだなと思います。


“ひだまり”のような場所にしたい

今回の「ひだまりマルシェ」は、
そんな“ひだまり”のような場所にしたいなと思っています。

あたたかくて、やさしくて、
心がふんわりゆるむような時間。

訪れる人も、出店する人も、
どこか懐かしくて、ほっとできるような場所。

そんな“ぬくもりの循環”が生まれる
やさしいマルシェになりますように🌸