【ひだまり流筆文字講座、開講しました 〜筆文字がわたしを取り戻してくれた日〜】

〜ひだまり流筆文字講座、6月クラスを終えて〜

6月からスタートした「ひだまり流筆文字講座」。
初回にもかかわらず、たくさんの方が興味を持ってくださり、とても嬉しいスタートとなりました。ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございます✨


筆文字といえば、私の原点。
絵を描くのも大好きですが、「筆文字を書くこと」は、それ以上に私にとって癒しの時間です。

今回の講座で、受講生さんからこんな声がありました。

「もともとは筆文字が好きで始めたのに、気が付けば絵がメインになっていた」
「絵が完成して、いざ字を入れようとすると、手が止まってしまう…」

――その言葉に、私もハッとしました。
実は、まさに私自身がそうだったからです。

筆文字に夢中だったあの頃。
毎日書いて、どんどん自分らしい文字になっていくのが嬉しかった。
絵はあくまで“添えるだけ”で、メインは筆文字でした。

それが、気がつけばいつのまにか絵の方に力が入り、
筆文字は「お惣菜」のような存在に…。
そんな自分に、ちょっぴり「とほほ」と苦笑い。

でも今回、この講座を通してあらためて感じたんです。
やっぱり私は、筆文字が好き!

講座が終わったあと、私の方がいちばん楽しんでいたかもしれません。
たくさん字を書けたことの喜び。
「今日は、お惣菜じゃなくて、ちゃんとメインディッシュとして筆文字が返ってきた!」
そう思えたとき、身体の奥からじわ〜っと嬉しさが湧きあがりました。


絵は、上達を求めてついプレッシャーを感じてしまいがちだけど、
筆文字は、“自分のまま”で書けることが魅力です。

うまく見せようとしなくていい。
自分らしい言葉を、自分らしい字で。
それが、どんな形であれ、尊くて美しいものになる。

「これだ…!私がやりたかったのは、これだったんだ」と、心から思えました。


今回の受講生さんは、初心者の方からベテランの方まで幅広くご参加いただきましたが、
どの方の作品にも、その人らしさがあふれていてとても素敵でした。

でもね、皆さんよくこうおっしゃるんです。

「ここがうまくできなかったんです…」
「もっとこうしたかったのに…」

私の目から見れば、もうじゅうぶん魅力的なのに、
「できたこと」より「できなかったこと」に目が向いてしまうんですよね。

それって、少しもったいない。

筆文字は、正解を求めるものではなく、
“今の自分”で表現することに意味があるんです。

どうか、少しずつでいい。
一歩ずつ、焦らず進んでいきましょう。
自分を責める代わりに、できたことをちゃんと見つめてあげてくださいね🍀


そして7月からは、いよいよ継続コースもスタートします✨
3ヶ月ごとの区切りで、1年を通して筆文字をじっくり学んでいける内容にしていきます。

ただ習うだけではなく、
自分なりの小さな目標を持って進める講座にしたいと思っています。

目標を持つことで、自分の変化が見えやすくなったり、
続けるモチベーションにもなったりする。
でも、決して「頑張らなきゃ!」ではなく、
あくまでも“楽しみながら”が基本です。

私自身も、みなさんと一緒に、筆文字時間を楽しんでいきますね☺️